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科技-佛教服務
照恩寺(福井市)
7 3 月, 2017
by Takeshi Takashima

福井市的東鄉這個小鎮上的一座小寺廟最近在網路上成為話題。這座寺廟叫照恩寺建於15世紀是一座佛教寺廟。根據擔任住持的朝倉行宣先生說寺廟將電子音樂跟照明技術運用在辦法會上、這個創舉讓寺廟成為21世紀最受到關注的新寺廟。行宣先生親自拍攝了法會的過程並傳到YouTube的視頻、點閱次數超過10萬次的盛況,不僅限於日本國內,在歐美也開始得到像「A majestic creation」「Extremely cool」「This is the true beautyof music and spiritualism」的讚賞聲。 行宣住持本身是電子音樂的死忠粉絲、自己在京都也是一個職業DJ相當活躍。10歲的時候,他從愛好古典音樂的父親那裡繼承了音響組,接觸到了YMO的電子音樂。目前身為寺廟的第17代住持,行宣先生完美地將電子音樂和法會融合起來選擇走自己的路。例如,日本電子流行樂團Perfume的「夢幻樂園」這首歌曲也讓行宣住持感覺到有佛教的印象。

行宣住持開始進行科技法會是在2016年5月。寺廟裡的佛像和莊嚴的裝飾都是色彩鮮艷的投影,將傳統的寺廟變成現場演唱會的空間讓前來參拜的人大為驚艷。利用音樂的力量與最先端的燈光技術來表現佛教想傳達的凈土(天堂)。音樂播放時,燈光會投射到寺院殿堂的各種裝飾上,柱子和樑上的鳳凰還有蓮花會浮現在光芒中。聽說科技法會上行宣住持頭上安裝戴式麥克風念的經文就跟一般的念經短文及節奏是完全一樣的。多年來一直來寺院參拜的一位高齡女性於是說「凈土是個非常漂亮的地方呢」微笑著不排斥地接受這新穎的法會。

行宣住持也說到傳統的佛教寺院的內部裝飾都是金色系的,柱子和樑等上面的鳳凰和蓮花等精細的雕刻裝飾是幾百年前的人使用當時最高技術來表現凈土的成果。「那我就用現代的技術來表現佛教所謂的凈土的光的世界」。行宣住持在2016年10月的法會上發表新作品。為了今年5月3日的大型法會目前正在加緊進行準備工作。燈光的花式打算再升級,並進行募款活動,目標是在期限內募集到30萬日幣。

像照恩寺這樣的寺廟是日本的地區社會人群所聚集的場所。但是現今寺廟的參拜人數逐年減少,年輕人對宗教越來越疏遠的問題也越來越嚴重。就日本的寺廟信仰,經營的兩面來看,也正考驗著下個世代如何來定位了。行宣住持要挑戰的是如何讓日本的寺院重回到以前那樣一個男女老少容易聚集的場所。
他說:「科技法會也利用網路募集資金,也許會被認為是在鬧著玩的,我是認真思考過佛教的未來所做的努力。如果被過去一直束縛住的話、那麼也沒有什麽未來可言了」。

照恩寺位於福井車站搭車約20分鐘左右的農村地區的「東鄉」。從鐵道支線「越美北線」的東鄉車站走路約3分鐘。附近的街道上有鯉魚游動的潺潺水聲,歷史悠久的釀酒廠和受當地人喜愛的「照燒雞肉」的名店「覆盆子軒」。閑靜的日本風景跟具挑戰性的佛教文化同時都可以體驗到的場所、在世界上也是相當罕見的吧。

【抄訳】

福井市の東郷という小さな町にある小さなお寺が最近ネットで話題を呼んでいる。このお寺は、15世紀に建立された仏教の照恩寺。住職の朝倉行宣さんによる、テクノ音楽と照明技術を駆使した法要が21世紀の新しい仏寺として注目を浴びるきっかけとなった。行宣さんが自ら法要を撮影してYouTubeにアップしたところ動画の再生回数は10万回を超える勢いで、日本国内にとどまらずに欧米からも「A majestic creation」「Extremely cool」「This is the true beauty of music and spiritualism」という賞賛の声が届き始めている。

 

行宣さんはテクノ音楽の長年のファンで自らも京都でプロのDJとして活躍した。10代のころ、クラシック音楽を愛好していた父親からオーディオセットを譲り受け、YMOのテクノ音楽に出会った。現在、当寺17代目の住職として、行宣さんはテクノ音楽と法要を見事に融合させ、自らの道を歩んでいる。例えば、日本のテクノポップユニットPerfumeの「ドリームランド」という曲も行宣さんには仏教をイメージさせる。

 

行宣さんがテクノ法要を始めたのは、2016年5月。お寺の中の仏像や荘厳な飾り付けには、色鮮やかなプロジェクションマッピングを投影し、伝統的なお寺の空間をライブハウスのように変身させて参拝に来た人たちを驚かせた。音楽の力と最先端の照明技術を駆使し、仏教が伝えているお浄土(天国)を表現する。音楽が流れると、お寺のお御堂の装飾に様々な照明があてられ、柱や梁の鳳凰やハスの花が光の中に浮かび上がる。テクノ法要をよく聞くと、ヘッドセットマイクを装着した行宣さんが唱える経典が、普段の法要と全く同じテンポ、フレーズであることが分かる。長年、このお寺で手を合わせてきたある高齢女性は「お浄土ってきれいなところなんやね」と笑顔でこの新しい法要を抵抗なく受け入れている様子だった。

 

伝統的な仏教寺院の内装が金色に施され、柱や梁などに鳳凰やハスの花などの詳細な彫刻が施されているのは、何百年も昔の人々が当時の最高の技術を使って浄土を表現しようとした結果であると行宣さんは改めて指摘する。「それならば現代の技術を使って仏教が考える浄土の光の世界を表現しようと思った」と行宣さんは話す。行宣さんは2016年10月の法要で新作を発表。現在は今年5月3日の大きな法要に向けて準備を進めている。照明をバージョンアップさせようと、クラウドファンディングで寄付を募ったところ、目標の30万円が期限内に集まった。

 

照恩寺のような寺は日本の地域社会にとって人が集まる場所であった。しかし今日、お寺の参拝者は年々減少し、若者の宗教離れは日本でも深刻化している。日本のお寺は信仰、経営の両面において次世代の在り方が問われている。行宣さんの挑戦は、日本のお寺が昔にそうだったように、お寺を老若男女が気軽に集える場所に再生していく挑戦だ。行宣さんは「テクノ法要もネットを使った資金集めも、ふざけているように思われるかもしれないが、仏教の将来を真剣に考えた上での取り組み。過去にとらわれていては何も始まらない」と話している。

 

 照恩寺は福井駅から車で20分程度の農村エリア「東郷」にある。ローカル鉄道「越美北線」の東郷駅からは歩いて3分ほど。近くの町並みにはコイが泳ぐせせらぎがあり、歴史ある造り酒屋や地元の人たちが愛してやまない「鳥の照り焼き」が有名な食堂「トックリ軒」もある。のどかな日本の風景と、最高にクールで挑戦的な仏教文化を同時に楽しめる場所は世界的にも珍しいだろう。

 


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