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面對面關係建立一個擁有430歲的早市
七間朝市(大野市)
8 9 月, 2016
by Yoshihiro Hosokawa

隨著當地生產當地銷售的熱潮興起,尤其是歐洲和北美、農夫市場也隨之增加了。美國農務部表示,美國農業部的農夫市場列表中被登錄的件數,截至2014年為止有8268件,2008年以來增加了76%。對消費者來說他們追求新鮮,有益身體,又可以用便宜的價錢買到當令的食材。沒有中盤商的介入,因此能夠獲得更多的收益,這是農夫市場的魅力。另外,農夫市場也是附近的人們聚集交流的場所,農家和消費者面對面交流也是促進社會關係架構的所在。

430-year-old morning market in Ono, Fukui (Shichiken-Asaichi) from echiwa on Vimeo.

被山包圍下大雪的地區大野有一個歷史相當悠久的農夫市場。7間早市是當地的早市,430年以上都是農家和消費者直接接觸的。

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像曼哈頓棋盤式的大野的街道,1573年織田信長的家臣金森長近,在海拔249公尺的龜山建造了越前大野城時,當時已經整備得相當完備了。越前大野城以”天空之城”而聞名,大霧彌漫的清晨,城樓就像浮現在雲海上呈現虛幻的風彩。

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七間路位於龜山的山腳下是最初修建完成的主要街道,也是當地工匠和商人聚集的地區。當地的農家,在這裡辦起早市,據說從此開始在路邊上賣起新鮮的蔬菜。

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7間的早市從春分日這天到除夕,每天都有在販賣。早上5點30分當地的農家們帶著當天一早採收到的新鮮蔬果到市場、9點前在各自的攤位販賣。

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蕃茄、南瓜、玉黍蜀、蒜頭等等的蔬菜,春季時有山菜,秋天有山藥和季節性的蔬菜,他們用便宜的價格販賣,早晨散步中的老人家或前往上班途中的上班族,或者是從其他縣市來的遊客都會來來到這個早市。當地的農民,熱情接待客人,推薦當天的食材、也教客人做菜的技巧等。

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千藤靜子(Chidou・shizoko)女仕是這個早市的代表人物之一。10年以上她每天早上都開店,期待著能與客人聊天。親近人的個性也是她受歡迎的秘訣。常客每天來到靜子女仕的攤位,當天早上採收到的散發光澤的新鮮茄子,不停地熱銷。

靜子女仕一直懷抱著對大自然感激之情「田地和山所賜予的恩惠讓她得以生活」。早市結束後、有時她也會直接去造訪常客、將賣剩的食材送給他們。

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早上6點,在早市和一位要購買菊花的女性相遇了。在日本家庭、菊花是用來供奉佛壇的特別的花朵。

她說到「花一旦枯萎就來這個早市買菊花。一天的開始,想供奉新鮮的花。」
7間早市成為大野當地人們的日常生活的一部分。

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20年前在早市有很多農家的攤位相當熱鬧,也滿足了當地人的食物需求。由於高齡化和缺少接班人,賣場的攤位數量減少了,七間早市,到現在仍是當地食材的集散市場,是當地人們可以有共同交談的場所,也是可以讓您深入瞭解當地人們與其日常生活的景點。

 

【抄訳】

地産地消ブームが高まるにつれて、とりわけ、欧州や北米では、ファーマーズマーケットが増えてきました。米農務省によると、農務省のファーマーズマーケットリストに登録されている件数は、2014年時点で8268件と、2008年以来、76%増加しています。消費者にとっては、新鮮でからだによく、旬な地元の食材を安価に買い求めることができ、農家は、生産物を、独自で、すぐに、消費者に直接販売でき、中間業者が介在しないため、より多くの収益を得ることができるのが、ファーマーズマーケットの魅力です。また、ファーマーズマーケットは、近隣の人々が集うコミュニティの場であり、農家と消費者が顔を合わせ、社会的なつながりの構築を促す場でもあります。

山に囲まれた雪深いまち・大野には、ファーマーズマーケットの長い歴史があります。七間朝市という地元の朝市は、430年以上もの間、農家と消費者を直接つないできました。

マンハッタンのように碁盤の目になった大野の街並は、1573年、織田信長の家臣であった金森長近が、標高249メートルの亀山に越前大野城を築城した際、整備されました。越前大野城は“天空の城”として知られ、霧が立ちこめた早朝には、雲海に浮かんだように、幻想的な姿をみせます。七間通りは、亀山のふもとに最初に整備されたメインストリートで、地元の職人や商人が集まるエリアとなりました。地元の農家は、ここに朝市を開き、通りで新鮮な野菜を売りはじめたといわれています。

七間朝市は、春分の日から大晦日まで、毎朝開催。朝5時半には、地元の農家たちが、その日の朝早くに収穫した新鮮な青果物を持ち込み、9時までそれぞれの売り場で販売します。トマトやかぼちゃ、トウモロコシ、ニンニクなどの野菜に加え、春には山菜、秋には山芋と、季節の野菜も、割安な価格で販売され、朝の散歩中のお年寄りや、出勤途中のサラリーマン、他県からやってきた観光客らが、この朝市を訪れます。地元の農家たちは、お客さんを温かく迎え、その日おすすめのものや、料理のコツなどを、教えてくれます。

千藤しず子(ちどう・しずこ)さんは、この朝市の顔のひとり。10年以上、毎朝、出店し、お客さんとの会話を楽しみにしています。人懐っこいキャラクターも人気の秘訣。常連のお客さんが毎日、しず子さんの売り場に立ち寄り、その日の朝に収穫されたつや光りした新鮮なナスが、次々と売れていきます。しず子さんは、「田畑や山の恵みで生活させてもらっている」と、自然への感謝の念を忘れません。朝市が終わると、ときどき、常連さんを直接たずね、売れ残った食材を無償で配っています。

朝6時、菊を買い求めに朝市にやってきた女性と出会いました。菊は、日本では、家庭の仏壇にお供えする、特別な花です。「花がしおれるといつも、ここの朝市で、菊を買っています。一日のはじまりに、新鮮なお花をお供えしたいから」と語ってくれました。七間朝市は、大野の地元の人々の日常生活の一部になっています。

20年前までは、朝市では、多くの農家の売り場でにぎわい、地元の食の需要を満たしてきました。高齢化や後継者不足で、売り場の数は減ってきましたが、七間朝市は、いまだに、地元の食材を扱う市場であり、地元の人々のためのコミュニティの場であり、地元の人々とその日常生活を知ることのできる興味深いスポットです。


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