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用和紙的生活、感謝紙的女神
越前和紙(越前市)
16 11 月, 2016
by Yuri Iwasaki

所謂和紙就是日本傳統的紙,特徵是紙張紮實顏色柔和。特別是在福井縣今立地區1500年期間生產的越前和紙是傳統的和紙之一。像橫山大觀和小杉放菴這樣以前的畫家,以及以西元祐貴為首的現代藝術家,自己的作品都是使用越前和紙。

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越前和紙也深受國外紙御宅的青睞。據美國佛蒙特州的書本設計師愛麗莎坎貝爾小姐的說法、越前和紙從20多年前開始外銷,在佛蒙特的紙專賣店有在販賣。

Life with Japanese paper, thanks to a paper goddess(Echizen-Washi.Echizen City) from Mizukami Akihito (I’M HERE) on Vimeo.

越前和紙之鄉今立是由5個村落(大瀧、岩本、不老、新在家、定友)組成,位於福井縣山間的小城鎮,沿著岡太川約有70家工房和工廠。

其中大多數都是由家族經營的,雇用親戚和附近的居民當職人。工作的地方和居所非常近,工作融入日常生活中。

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建於8世紀前半期的大瀧神社是今立的象徵,是日本唯一供奉紙神的神社。

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這裡流傳著這樣的神話傳說。
1500年前在岡太川上流,出現了一位美麗的女性,她告訴人們這裏沒有水田,但是有適合製紙的清澈水源。當地人們依照她說的話開始製紙。不久,和紙的製作成了當地的主要產業,也維持當地人的生計。

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這個傳說深植在今立人的心中,與和紙製作相關的傳統和文化一代傳承一代。

遊客在卯立的工藝館裡可以使用古老的工具學習越前和紙的製作方法。

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和紙是由楮、雁皮等纖維細長的木製成的。細纖維經由纏繞,跟洋紙比起來和紙比較耐用。

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把當作原料的木質纖維放置在名為濾網的木框中,透過形成的波浪,薄薄地均勻地擴張開來。

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另外一般對外開放的工房也很多,遊客可以看到越前和紙的傳統製作工藝。

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擁有25年專職生涯的工匠岩野麻貴子小姐表示希望讓作家們想要再一次使用和紙是我們製紙的目標。想讓更多人瞭解和紙的美麗,非常歡迎外地遊客來參觀。

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不僅是岩野小姐,當地有很多人都熱情接待來自世界各地的遊客。曾經是背包客到世界各地去旅行、現在經營照相館的畑勝浩先生也是志工,他協助遊客。

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坎貝爾夫婦待在今立的期間、他們和畑先生還有當地的朋友們一起圍著吃晚飯。他們說到我們不僅學習到很多越前和紙,還能得到這種當地獨有的體驗,真是太幸運了。這次是第一次來到日本。但是好像來到親戚家一樣,感覺相當輕鬆愉快。

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在今立有當地人的熱情款待,這裡是沒有大飯店的小鄉鎮。
歡迎來到越前和紙之鄉・今立。

 

【抄訳】

和紙とは、日本の伝統的な紙で、やわらかな色と丈夫さが特徴です。

とりわけ、福井県今立地区で1500年間、生産されている越前和紙は、伝統的な和紙のひとつ。横山大観や小杉放菴といった昔の日本画家や、西元祐貴をはじめとする現代のアーティストが、自らの作品に越前和紙を用いています。

越前和紙は、国外の“紙オタク”にも人気があります。米バーモント州のブックデザイナーであるエリッサ・キャンベルさんによると、越前和紙は、20年以上前から輸出され、バーモントの紙専門店で販売されていたそうです。

越前和紙の里である今立は、5つの集落(大滝、岩本、不老、新在家、定友)からなる、福井県の山間にある小さなまちで、岡太川に沿って、およそ70の工房や工場があります。

その多くは、家族経営で成り立っており、親戚や近所の住民を職人として雇い入れています。職場と住居はとても近く、仕事が日常生活に溶け込んでいます。

8世紀前半に建立された大瀧神社は、今立の象徴であり、日本で唯一、紙の神を祀った神社です。

このような伝説が受け継がれています。

1500年前、岡太川の上流に、美しい女性が現れ、「ここには田んぼはないが、紙をつくるのに適した、清らかな水がある」と告げた。地元の人々は、この言葉にしたがって、紙をつくりはじめた。やがて、和紙づくりが地元の主要産業となり、地元の人々の生計を支えるようになった。

この伝説は、今立の人々に深く根付き、和紙づくりにまつわる伝統や文化が、世代から世代へと受け継がれてきました。

観光客は、卯立の工芸館で、昔ながらの道具を使った越前和紙の作り方を学ぶことができます。

和紙は、楮(こうぞ)や雁皮など、繊維が細くて長い木からつくられます。細い繊維が絡み合うことで、和紙は、洋紙に比べて、長持ちするのです。

木の繊維をベースとした原料を「漉き舟」という木枠に置き、波をたてることで、薄く、均等に広げていきます。

また、一般に公開している工房も多く、越前和紙の伝統的な生産プロセスを見せてくれます。

25年のキャリアを持つ職人の岩野麻貴子さんは、「作家さんに『もう一度使いたいと思ってもらえる紙を作ることが目標。多くの方に和紙の美しさを知ってもらいたい』」と、外部の見学者を歓迎しています。

岩野さんにとどまらず、地元の人々の多くが、世界中からやってくる観光客を温かくもてなしています。かつてバックパッカーとして世界を旅し、現在、写真館を経営している畑勝浩さんは、ボランティアで、観光客をサポートしています。

キャンベルさん夫妻は、今立での滞在中、畑さんら、地元の仲間たちと、夕食を囲みました。「越前和紙のことをたくさん学べただけでなく、このような地元ならではの体験ができて、ラッキーです。日本を訪れたのは今回が初めてなのですが、親戚のうちに来たような、リラックスした気分です」と話してくれました。

今立は、地元の人々の心温まるおもてなしだけがある、ホテルもない小さなまち。越前和紙の里・今立へ、ようこそ。


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