美國的農場大多都是由化學性的聚合型食品生產的工業型農業所支配的。過去被評價為了因應人口快速的增加而確保食物的有效手段,但由於過度依賴合成肥料和農藥等化學品,對地球環境和公共衛生、地區社區造成負擔,作為長期糧食生產的手段,是缺乏永續性的。
而日本長年和自然生活在一起。山多、水、食物、樹木等為我們提供了生存所需要的東西。池田町位於福井縣的東南部、是典型的山城。90%以上被山覆蓋,自然豐富,水資源也豐富。當地農民代代相傳傳統的農業技術、傳承了田地。他們感謝大自然,從田地和山得到恩惠並能生存下去,認為不能浪費天然資源。
由於肥沃的土地和豐富的降水量、晝夜溫差,池田町從4千多年前開始進行種植稻子,現在農田的面積為85%。每年初秋,金黃色的水田會在城鎮裡蔓延。
當地的農民為了利用更能有永續性的方法來種植稻子。1995年當地的研究會開始研究抑制化學品的使用來種植水稻、並利用堆肥改善土壤的方法。2006年以後,參考這個研究,盡量不使用合成肥料和農藥,友善環境的種植稻子。因為安全性和味道很好,所以池田產的米特別受到以健康為取向的消費者歡迎。
在池田町,根據當地的有機蔬菜認定標準「有機、元氣、誠實農業」來栽培蕃茄、茄子、山藥、蕪菁等蔬菜。當地的生產者團體「101匠之會」將這些蔬菜拿到福井縣中心的超市裡販賣,因為很新鮮也安全,加上價格親民所以很受歡迎。年收入超過1億日圓、因此也為當地農戶帶來永續的發展。
而且池田町從2002年開始也致力於廚餘的堆肥化。當地的非營利團體「環境U-friends」每周回收3次民眾家中的廚餘,送到被稱為「Agri power up center」動力提升中心的堆肥化設施區。將廚餘跟牛糞和稻殼混合,花100天做成堆肥。將這個在設施中,育成的成熟堆肥,覆蓋在農田上,改善土壤。
池田町成功地建立了永續循環型的食料系統。經過當地農民的栽培、收獲的食物,透過各種各樣的通路送到消費者手中,當地消費者吃完後,將垃圾和廚餘分開。廚餘被回收,用堆肥設施處理後,作為堆肥回到池田的土裡。從永續發展和循環型經濟的觀點來看,不僅是日本,全世界的城市或鄉鎮都應該從池田町一路走來的軌跡中去學習。
【抄訳】
米国の農場の大多数は、化学的な集約型食料生産を行う工業型農業で支配されています。かつては、急速に増加する人口に備えた食料確保の効率的な手段と評価されていましたが、合成肥料や農薬といった化学品への過度の依存により、地球環境や公共衛生、地域コミュニティに負荷がかかるため、長期的な食料生産の手段としては、持続可能性に欠けるとされています。
一方、日本は、長年、自然とともに生きてきました。山が多く、水や食料、木々など、生きるために必要なものをすべて、私たちに与えてきました。池田町は、福井県南東部にある、典型的な山のまちです。90%以上が山に覆われ、自然が豊かで、水資源が豊富です。地元の農家は代々、伝統的な農業技術とともに、田畑を引き継いできました。彼らは自然に感謝し、田畑や山の恵みに生かされていると考え、自然の資源を無駄にしてはならないと信じています。
肥沃な土地と豊富な降水量、昼夜の寒暖差により、池田町は、4,000年以上前から、米づくりを行っており、現在、田畑の85%で稲作をしています。毎年、初秋には、黄金色の田んぼが町中に美しく広がります。
地元の農家は、より持続可能な方法で米づくりをするべく、取り組んできました。1995年には、地元の研究会が、稲作において、化学品の使用を抑えながら、堆肥で土壌を改善する方法を研究しはじめました。2006年以降は、この研究を参考に、合成肥料や農薬をできる限り使わない、環境にやさしい米づくりが行われています。安全性と味のよさから、池田産の米は、とりわけ、健康志向の消費者に人気を集めています。
池田町では、地元の有機野菜認定基準「ゆうき・げんき正直農業」に基づき、トマトやナス、山芋、カブなどの野菜も栽培しています。地元の生産者団体「101匠の会」は、これらの野菜を福井の中心部にあるスーパーで販売しており、鮮度の高さや安全性、値ごろ感から、人気です。年間の収入は1億円を超え、これによって、経済的な持続可能性を地元の農家にもたらしています。
さらに、池田町では、2002年から、生ゴミの堆肥化にも取り組んでいます。地元の非営利団体「環境Uフレンズ」が家庭の生ゴミを週3回、回収し、あぐりパワーアップセンターと呼ばれる堆肥化施設に持ち込みます。生ゴミは牛糞やもみ殻と混ぜ、100日間ほどかけて堆肥にします。この施設で“育まれた”完熟堆肥は、田畑にまかれ、土壌を改善します。
池田町は、持続可能な循環型の食システムを見事に確立しています。地元の農家が栽培し、収穫した食料は、様々な販路を通じて、消費者に届けられ、地元の消費者は、食べ終わったら、他の廃棄物と生ゴミを分別します。生ゴミは回収され、堆肥施設で処理されたのち、堆肥として、池田の土に戻ってくるのです。
持続可能性や循環型経済の観点で、日本のみならず、世界中の都市やまちが池田町の足跡から学ぶべきことはたくさんありそうです。